フィルムの重み

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デジカメで撮ってる人から馬鹿にされがちな、フィルムならではの一枚の重み。

デジタルだって気の持ちようなんだけど、それができない軟弱者なわけですよ。

あの現像のめんどくささに見合うものでないと、カメラを向けてもシャッターが切れない。

シャッターを一回押すのには精神力が要る。とりあえず撮っとくか、一枚でも疲れる。

どうせすてるような無駄うちを少しでも減らして、絶対に撮りたいもののために元気を残しておく、

そのためにあの重みはいるわけです。

出来上がる写真のクオリティーじゃなくて、事前選別としているんです。

フィルムだったら写真がうまくなるとは言ってない。

現像してきたら、やっぱり、ダメなものばっかりでがっかり。

モノクロネガフィルム、一本千円、スライドフィルムは、一本二千円に現像代。

安い趣味かと思ってたけど、やっぱりキツイ。