レンズの味

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レンズやカメラを取っ替え引っ替えしていた時期があった。
散財しすぎて、我に帰ったときには生活費すら怪しくなっていた。
最近だとネットゲームに何十万円とつぎ込む人の話を聞くが、
気持ちはわからないでもない。

結局レンズの味なんて、わからなかったので、
最近は気持ちを入れ替え、とにかく持ってるものでいい写真を撮れるように、
頑張ろうと思っている。

それでも、一本だけ、手放したのを後悔している。また、欲しい。
トキナのマイクロフォーザーズ用のミラーレンズ。
カメラを始めて、確か三本目で買うには超癖のあるレンズ。
構造上、ボケが輪っかになる。
最初はこれが面白くてあれこれ試し、
そのうちに解像度がイマイチだと思って、お蔵入り、
そして売ってしまった。

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確かに解像度は、よくないレンズだったけど、
マニュアルフォーカスなのにカメラと電子接続をちゃんと持っていて、
写真にレンズ情報を残せる代物で
マイクロフォーザーズというとっつきやすいマウントで出してくれた、
感謝すべき一本だった。

解像度なんて語るほどの写真を撮れてないんだから、
こんなに味の濃いレンズは、残しておくべきだったと後悔している。
味、なんて程度ではない。麻薬的なものだけど。