画角 50mm に関する雑多な感想
50mm がちょうどいい画角かどうかというのは
人それぞれだとおもうので、
個人的な事としていくつか気づいた点。
50mm はだいたい「狭い」と思い始める画角だった。
何をどこから撮るかにも依るけど、
35mm はずいぶん広い。
40mm (pana の20mm) でさえやや広い。
(センサーのアスペクト比も関係してるかもしれないけど、
オリンパスの25mmも狭く感じた。)
それが50mm になると、構図の取り方が変わる気がする。
40-50mm の間に頭が切り替わるポイントがある気がする。
50mm は「何でも出来る」っていわれるけど、
それだけ言うのは人に夢を与え過ぎで、
広角としても望遠としても撮れるかわりに画角のインパクトが薄い。
遠近感の誇張はできないし、ぐっと引き寄せてどかーーん、もできない。
悪く言えば中途半端、よく言えば自然。
広角よりから望遠よりまでどっちよりにも見せられるから、
いろんな画角を考えに入れて、努力する。
でも画角に寄るインパクトは小さい、
その努力・練習が、
他のレンズを使ったときに効いてくる。
28mm が少し、やりやすくなってきた。
映画で座席が自由で、前に人が座らないとして、
どこの席からでも不自由無くスクリーンが見えるとしたら、
どこにすわる?
壁にプロジェクターで資料が投影されるとして、
どの大きさで写してほしい?
この時の広さが、その全域を俯瞰し、かつ、情報を集める事ができる、範囲だと思う。
なんとなく座った席で、ふと思い立って確かめてみたら、 50mm だった。
これ、自分の「標準レンズ」をみつけるのに使えないかな?